ORANGE diary

日常のファンタジーへと

オレンジ、こちらこそいつもありがとう

(7/16西武ドーム Yummy!!ツアー最後の個人挨拶より)

「個人的なことになってしまいますが・・・オレンジ、いつもありがとう」




挨拶の最後、この言葉を滑らかな口調で言った横尾さんの顔はとても晴れやかでさらに最後ちょっと照れた様なハニカミ笑顔だったから、それが目に入って泣くに泣けなかった。泣くのを我慢したのと引き換えに足の震えはしばらくとまらなかったけど。ここでヒザカックンされたら多分スタンドからアリーナまで容易に転がり落ちたと思う。



名古屋の初日挨拶でオレンジって色に自信持ちたい、もっと好きになりたい、大事にしていきたいって言ってくれて突然横尾さんどうしたの?って思ったけど、この時すごく新鮮な気持ちになったし心の底から嬉しかったしまず挨拶に胸打たれた。公演前の何かの雑誌でオレンジ身につけてくれるの嬉しいって語った時からの伏線がめちゃくちゃ回収されたんだ。


横尾さんのこと、これまで好きでいてよかったなあ、幸せだなあ。って思ってひたすらスタンド席で噛み締めてたら横尾担だけじゃなくて、周りがみんな優しい空気になってた。横尾担じゃない人も、何人も泣いていた。




舞祭組ツアーからの横尾さんの変身具合は仮面ラ○ダーよりも鮮やかで、ご存知の通りMCへの向き合い方、コンサート中のニコニコ具合、ファンサ対応、歌唱への積極的な姿勢(言い方)などなど今まで溜め込んでたんじゃないか?ってくらいアイドル力を遺憾なく放出していて、みんながニューヨコオになんだか困惑しつつも大絶賛し変化を楽しんでたんだと思う。でも、それと同時にこれは舞祭組ツアー限定なんじゃないか、7人に戻った時いつものコンサートの横尾さんにもどっちゃったりするのかな?ってちょっと不安でもあったのは否めない。

普段7人のコンサートの時の横尾さんはもういわゆる「横尾さん」でアイドルでいるよりも危険回避優先だったり気遣いの人だったりで自分が前に出て行くことはしなかったし俯瞰で見てたことは間違いない。でも私が好きになった横尾さんはそのときの「THE横尾さん」でそれも含めて好きだったんだけど・・・
今回のYummy!!ツアー、ふたを開けたらいつの瞬間だって楽しそうな横尾さんがいて、なんならオープニングのTell me whyからニコニコしちゃっててぜんっぜん曲に合ってない顔してたりしたけどもうそんな合ってる合ってないとかどうでもいいくらい「横尾さんが笑ってるんだけど!!」案件なんですわ。そんなに楽しいかい?うん、良かったね!!
invitationでボールぶつけてはしゃいでたりI Scream nightで真剣にステップ踏んでたりThank youじゃん!でウエストべろっとめくって見せてくれてたりトラジャコーナーにもMCにも割って入ってみたりWe'reキスマイの入りが出来なくてその度悔しがってたりSHE HER HER!でみっくんの台詞奪ってみたり狙った横尾担に向けてファンサしてたりと・・・以前には見られなかった光景まで。


そんな中、福岡初日に横尾さんの32歳誕生日祝いがありました。友+情をくっつけてに行くかと思いきや流れたのはイントロではなくハッピーバースデーの歌。。横尾さんは最初こそ「(サプライズ)やられた!」って顔してめっちゃ驚いて後ずさりしてたけど素直にお祝いされててちょっと照れたりもしてて、「俺なんか」って言ってた頃の面影はぜんぜんなかったの。この人、素直にお祝いされるんだーって思ったらなんだか愛おしくなってしまったりして。ガヤさんだけじゃなくて他の5人が「横尾さん、横尾さん」ってきゃいきゃい絡み付いてくれる絵がとっても嬉しくてこの時も私は半泣きだった。


迎えた西武のオーラスでちょっとしたサプライズ。みっくんのカ・ク・シ・ゴ・トのバックに横尾さんが付いた。ネタバラシはなく淡々とバックで踊る横尾さん。Jr.にしたらめっちゃ歳いってるけど(え)それはそれはとても格好が良くて最高に目立ってた。飄々と踊りつつ、その後はけたと見せかけてバーカウンターの裏でなぜか体育座りして隠れてる(笑)。私の席からは隠れているのが丸見えだったけど、いつもの横尾さんとちょっと違うなと思ったのはすごく会場の反応を伺ってたのが印象的で、ニヤニヤしながら上のモニター見てたりスタッフさんか待機してるJr.とアイコンタクトしてたり。「ちゃんとお客さんにバレてるかな?」あるいは「あれ?バレちゃったかな?」なのかわからないけどキラッキラのお目目してたよ。



心底キスマイのコンサートを楽しんでる横尾さんがいた。それは誰が見ても今までの横尾さんとは違う。Yummy!!ツアーは横尾さんが横尾担を大事に思ってるよってきちんと行動で伝えてくれたことがもう一大事だった。
オレンジって色がただのメンカラに過ぎないって絶対思ってたはずの横尾さんが色にこだわり出したって、大分すごいことだと思うんですけど。それを大事にしたい、ありがとうってみんなに向けて言ってくれたって、あの(あの)横尾さんが口に出していってくれるってそれは今までそうされ慣れていない横尾担にとって狼狽するには十分な台詞だった。
「俺のファンならわかってくれる」「俺のファンはドSだから」って言われてもそれが横尾さんだからって思ってた横尾担だから、今回の件は泣き崩れるほどの嬉しさと戸惑い、そして感謝の念。



横尾さんは本当にいろんな面を見せてくれる人だと思う。喜怒哀楽全部顔に出ちゃうし好きなことはとことんだしがむしゃらに取り組むことも厭わないし文化的な面も体育会系的な面も優れていると思う。ただひとつ、物足りなかったことはアイドルっぽさ。私はアイドルっぽくない横尾さんが大好きだった。そうじゃなかったらジャニーズ沼に足を踏み入れていない。
でも、今年に入ってその武器も手にした。そして私はその武器を持った横尾さんのことがやはり心底好きなのである。



今までは「横尾さんのファン、ここにいるよ!」ってアピールのためだけに横尾さんのいる現場はほぼオレンジの服を身につけていた。自己満足でもあった。でも、それが自己満足じゃなくて横尾さんからありがとう、って反応が返ってきたんだ。オレンジを着ていることでつらい思いをしたこともあったけど、これからも胸を張ってオレンジを着ていく所存。