ORANGE diary

日常のファンタジーへと

2017.08.17 一夏の経験

2017.8.17夜 King's Treasure Travis Japan単独公演。

島出ド新規、何もわかっていない私が感じたトラジャとトラジャ担の本気を記憶のまま書き残したいと思います。


2015年に閉館した青山劇場で行われていたPLAYZONE公演。歴代の先輩たちが築いてきた伝統の公演で2012年トラジャは結成されました。PLAYZONEで行われた演目を、自分達で一部振りを付け直して演出監修、アウトプットするということは事前の雑誌のインタビューで予告されていた通りでPLAZONE公演を今までDVDですら見ていなかった私にとっては「ふ~ん」位の参考情報でしかありませんでした。

でも17日夜の単独最終公演に入るまでの間に見てきた3回のステージで、いかにこのPLAYZONEメドレーにメンバーもお客さんも力が入っているかがひしひしと伝わってきたし実際に自分の目で見て感じてみて、知らないのにどんどん世界に引き込まれていったのは確かでした。guysなんて初見だったのにめっちゃ自分の中でもテンションあがるの感じててダンスも、前に出てくるマンションも、はだけたシャツも全てがカッコ良くて何度見てもお腹いっぱいになることはなかった。いや、満たされてたけど「もっともっと!」って思ってました。


トラジャ担の印象はクリエとか見てきて声は小さめ控えめで意外と年齢層高めで落ち着いたお客さんが多くて大きな声で歓声上げるの苦手な人が多かったと思います。それがこの夜公演は今までの10倍位声が出てて、自分もまさか自然にコールしたり歓声上げたりすることになるなんて夢にも思ってなかった…。メンバーの名前恒例C&Rも、TJ-Calling(キスマイコーリングTJバージョン(丸パクリ)でコールする時も、ギンギラギンやアンコールの「トラジャ!」の掛け声も「こんなにみんな声出るもの??」って驚いたし自分も出してた。それだけこの時の雰囲気がそうさせた。あと、メンバーに応援してるよって気持ちを心からぶつけたかった。



夜公演は整理番号1,000番目前という番号。会場の位置決めも「自担がどうのより見える位置に」と思ってはじめましてのフォロワーさんと並んで入りました。同じ日に既に2公演見てるけどこれで終わっちゃうんだと思ったら寂しくて…。始まるまでずっとお話してて淋しさは少し紛れました。


始まった瞬間から今までの公演と熱量が違うのがすぐに分かりました。メンバーも単独終わるのが寂しそう。お客さんの声にも乗せられて今までよりずっとダンスはそろってて動きも激しい。

まず自分の中のスイッチがおかしくなったのは美勇人くんのソロ。Crazy about youは昼公演目まで完全ソロだったのにサビになって突然弟組が横からダッシュで来て美勇人くんのバックについたこと。最初回りが「え??」って声上げてて私もえ???ってなって何が何だかわからないまま白にしてたペンラを慌てて紫に戻しました。「今日単独最終日だから特別なんだなー」位に嬉しく思ってたんだけど雲行きが怪しい。

そっからのえるくんの曲聴いて、のえるソロから始まるAirAirはクリエで聞いて大好きになった曲。これもう聞けないのかなって思うと段々感傷的になってきてしまってかじんちゅのパート、一列でメンカラのバラを差し出された時になんかもう胸が苦しくなってしまって泣くことすらできなかった。雨のしめちゃんソロも、いつも全力なんだけど特に力が入っててマンションから見てた朝日くんの表情もすごく固くて…。

みんなが色々察してきてからのTJ-Callingは聞いたことのない声量での一体感ある声だし。カジリーグももうコーナーっていうかみんなしゃべり足りないのか完全にMCコーナーになってた。MCコーナーは別に普通だった気がするけど…。

It's BADはみんな力入れ過ぎだからちょっと落ち着けレベルで踊ってる手が硬直してた。終わりを察してのGuysはちゃかちゃんの「ラストの曲はぁぁぁぁぁあこれだぁぁぁぁ!」って大絶叫からの\ぎゃああああああ/。みんなわかってる癖に叫ばずにはいられない。
今までシャツをはだけてこなかった朝日くんがこの日は前ボタン全開でもう私ひっくり返る寸前。のえる、しーくん、みゅーと以外はみんなシャツのボタン全開。朝日くんはなんでか途中でボタン閉めたけど(笑)。ていうかうみんちゅ以外はみんな途中でボタン一つ締めたかな。

マンション出てからの1列ダンス。





…この子たち何者なの?



本来もうきっとパワーは残ってないんだろう。充電できるとしたらファンの声援。乱れたイヤモニやマイク、恰好なんて気にも留めずに何かに憑りつかれた様に一心不乱で7人が踊る姿は見ていて「もうやめて」って言いたくなる位明らかに誰もが燃料切れなんだけど、呼吸が合っているからダンスが乱れない。あんなに力任せに踊ってるのになんで?美しく泥だらけで儚くてパワーの塊ぶつけられてこちらが一息も付く暇を与えられなかった。トラジャって泥臭いグループだったっけ?ガムシャラに踊るグループだったっけ?
ダンスを見て感動して泣いたことは過去にも少なからずあったけど、呼吸機能を奪われ手足の自由を奪われ泣くことも許されない程の気迫を受け止めさせられたことって今までない。文章にしてしまうとどうしても陳腐な表現になってしまってあの場の空気を真空パックして開封しない限り伝わらないんだけどこの空気は絶対忘れられないし忘れたくない。7人があのステージに立ってた、あのフォーメーションで踊っていた、お客さんの歓声をパワーにして全力で踊ってた、って事実は脳内に刻印しておきたい。


本編が終わって泣いてるお客さんが多数で、その意味ってただよかった、感動したの涙じゃなくて白のペンライトにしている人達が主に泣き崩れている意味をようやく悟ることになってこれはただの単独最終公演じゃないんだって…思いたくないけどうっすら感じていました。


Don’t You Get Itはいつも通り楽しく。

Wアンコ、挨拶で終わるかと思ったら(それでも十分だったけど)ちゃかちゃんが「俺達と言えば、アレ。やっちゃいますか???」って背中見せて立ち位置に。何を?って思ってたら普通にフォーメーション組みだして「お、踊るの???」ってどよめく客席を無視してSupernova。元々スパノバってすごい運動量でジャンプも多いしフォーメーションもかなり移動するしでこれを全編終わった後に準備してやろうとしてたトラジャさん達ってホントどこの超人ですか???しかもこれも今まで見たスパノバの中でMAXだし全身全霊で振り絞ってやってくれて見てるこっちの頭がおかしくなる。何だか生き急いでる風にしか見えなかった。でもやっぱりそれでもかっこよくて輝いててあー、この人達プロなんだって思わせてくれた。


1~2分位のトラジャコールの後、トリプルアンコールで出て来てくれました。ここからがもう一山、精神崩壊させられる。一人づつ挨拶していくことになるんだけど、うみくんが完全に電池切れでへたり込んでしまっていて、みんなに発破掛けられるんだけどそこからがもう…立ち上がったかと思いきや応援団スタイルで叫ぶ。


\トラジャが好きかー?/
\ホントに好きかー?/
\ついてこれるかー!/
\そのままでいてくれーーーー/

その後朝日くんはマイク切って「本当にみんな…\ありがとーーーー!!!/」って地声で。みゅーとくんが奇跡の公演だって言ったあとにラストちゃかちゃんに振ったんだけどちゃかちゃんはただ後ずさり。一言ありがとう、って言うんだけどやっぱり口をつぐんでしまう。モニターに大きく顔を映し出されるんだけどどんどん表情が崩れていく。みゅーとくんが「ちゃかちゃん引っ張ってってくれたもんね」って左腕大きく広げてちゃかちゃんを列に戻そうとするんだけど、また後ろに下がってしまって。まさかちゃかちゃんが真っ先にこうなるとは私は思ってなくて驚いてしまって。それにずっとけらけら笑ってた朝日くんがこの辺りから真顔になってるのを見つけてしまって、私はちゃんと見てなかったけどこの時のえるくんがもうダメだったんだね。タオルで顔隠してたっていうの見て隣にいたあさひくんが真顔になったのはそれが原因だったんだなって。

私はずっと美勇人くんの表情を見てた。必要以上になんども前髪かき上げてて、あっこれは…って思ったけど多分最後まで耐えてた。でも目と鼻の周りがどんどん赤くなってたのは確か。ギリギリだったんだろうけど自分が泣いたらダメだって思いとどまってたんだと思う。

最後、みんながさらっとはけようとしたところにうみくんが「俺たちが~ってやらないの?(やろうよ?)」って引き留めてもうここでもうみんちゅ最高じゃぱんだったんだけど最初のアンコールでの終わり方(横1列挨拶)ではなく半分円陣組んで7人手を重ねて「俺たちがー?」\とらびすじゃぱーん/って手を上げて。お客さんも手を上げて。
朝日くんが「ここで銀テープぱーん!飛ぶんだけどねっ」ってかわいく言ってた。


さ い こ う か。



こんな終わり方あるか。


トラジャってさ、MCもそうだし普段の発言も全員とっちらかして片づけられない人が9割なんだけど踊って黙らせることが出来る唯一のグループだと思うんだよね。普段緩すぎて心配になるくらいなんだけどファンの声があったらあからさまに頑張れるグループだってわかったし気合い入ったら呼吸もさせてくれないパフォーマンスするんだって知ったらとんだ玄人集団だなって思う。


7人で、いつまでも頑張ってほしいってどうして今大声でいうことが出来ないのだろう。白いペンライト持った子たちの想いが重すぎて感動したって結果で終われない。私がトラジャってグループを知った時、ちょうど1人いなくなった直後(抜けたかどうかも不明な時)だった。何も知らないからナーバスな時期に普通にお友達に聞いてしまったりもした。そしてトラジャを好きになった直後、というか全員の顔と名前が一致し終わった後もう1人いなくなった。最後の1人になってもTravis Japanに残るといった彼は今どのような心境なのだろう。

しってるよ、大人の事情だってこと。彼の意思じゃないだろうこと。でも同じグループで2度も3度も味わっていいことではないんだよ。。本当はアイランド→ZEPPが終わったらしれっと7人に戻ってるんじゃないかとも私は思ってます。思いたいんです。今は思わせてください。担当でもないのにすみません。
みんなの鬼気迫るほどの気迫が何を表しているのかはあまり考えないようにします。



こんなにすごいグループを表だって応援していくことにとても気が引けてしまうのですがもうずっと頭の中は支配されっぱなしです。
感想文で終わってしまったけど朝日くんの進化が止まらないこともお伝えしたいです。ポテンシャル高すぎ。そして知れば知るほど男らしくて優しくてかっこいい。スパノバの「ミ・アモーレ」で自らシャツはだけさせた瞬間この人男の人だって思ったし自分でも出したことない声勝手に出ちゃったことは書き残しておきます。私まだ黄色い声出るんだわ。だから番協呼んで?←話が変わった



Travis Japanを好きになれてよかった。このEXを経験できる時期に好きでよかった。